顎顔面矯正とは、現代の不正咬合の原因になっている顎骨と顔面の発育の遅れ(発育不全)を取り戻す矯正治療です。お子さま本来の成長をサポートすることで噛み合わせを改善します。
生涯にわたる健康を考える上で「発育期」は最も重要な期間です。
この時期に不正咬合の治療をおこなうことで健全な発育をはかることができます。それは心を含め病気になりにくい状態である健康のポテンシャリティが高い身体に育てることを意味します。
顎顔面矯正とは、現代の不正咬合の原因になっている顎骨と顔面の発育の遅れ(発育不全)を取り戻す矯正治療です。お子さま本来の成長をサポートすることで噛み合わせを改善します。
生涯にわたる健康を考える上で「発育期」は最も重要な期間です。
この時期に不正咬合の治療をおこなうことで健全な発育をはかることができます。それは心を含め病気になりにくい状態である健康のポテンシャリティが高い身体に育てることを意味します。
多くは上顎の発育不全によるものです。
上顎骨の最も重要な役割は「呼吸時」に空気が出入りする鼻腔を形成する骨だということです。普段はほとんど意識しておりませんが鼻と口はすぐ隣同士です。
鼻腔が狭いことによりアレルギー性鼻炎、慢性鼻炎、副鼻腔炎、侵出性中耳炎、扁桃腺が腫れてよく熱をだす、風邪をひきやすい、いびきがひどい、口で息をする、いつも口をぽかんと開けているなど、いろいろな症状が出てきます。
上顎骨が十分発育していないと、咀嚼器官(食物を噛んで飲む総称)が十分に発育しません。
しっかり口の機能を習得することにより咬合を改善することができます。
最近のお子さまは固いものを噛んでいないから顎が大きくならないというのが世の通説ですが、顎を育成させるためにはまず土台となる上顎を育成し、良く噛める顎を作ることが必要です。
下の表の通り、上顎の発育は下顎よりも早く終了してしまうため上顎から治療を開始します。
顎骨が柔軟に対応してくれる発育期を最大限に利用するだけでなく、前述した上顎の健全な成長がお子さまの歯並びはもちろん、「十分な呼吸」ができる健康への重要なポイントになるからです。
上顎の歯列が狭いお子さまは多くの場合、下顎の臼歯(奥歯)が舌側(内側)に傾斜しています。
舌側に傾斜している臼歯を頬側(外側)に起こす治療をします。
上顎の拡大が進み上顎骨が本来の形になってきたら、上顎の臼歯も歯の軸を整える治療をします。
上記3つの装置を使って治療が進んできたら、お口の機能を向上させるためにF.K.O.装置を使います。